四国の観光・旅行に関する総合情報サイト。観光地のご案内や各エリアへのアクセス、イベント情報など四国の旅なら「巡るめく四国」にお任せください。

t_main.jpg
t_main_read.gif
日本三大暴れ川の一つとして、“四国三郎”の異名を持つ吉野川。
その上流に位置するのが大歩危・祖谷地方だ。
吉野川の流れが長い年月をかけ
山々を深くVの字に削り、独特の渓谷美を見せている。
また、この地は源平合戦に敗れた平家一門が最後にたどり着いた地とされ、
今も数々の伝説が残っている。かつて平家の一門がたどったのと同じように
吉野川を上流へと遡りながら、悠久の時が創り上げた自然美と、
ロマンあふれる歴史を感じる旅に出よう。

t1_img.jpg
  1. 1)大歩危舟下り」の大歩危遊覧船は、「大歩危峡まんなか」から乗船できる。冬にはこたつ舟も出る。
  2. 2)「もみじ亭」の祖谷そば。地元で採れた野菜の天ぷらがセットになったものが人気。
  3. 3)「もみじ亭」店内の様子。大きな梁が茅葺屋根を支える。

祖谷そば もみじ亭 住所●三好市山城町西宇1468-1 電話●0883-84-1117 営業時間●冬季11:00〜15:00、夏季10:00〜17:00(土・日曜、祝日は営業時間延長有) 休●無休(12月〜6月は水曜定休) 駐車場●120台

大歩危観光遊覧船 住所●徳島県三好市山城町西宇1643-7 電話●0883-84-1211 営業時間●9:00 〜 17:00 休●無休(増水、強風、暴風雨など運航に支障をきたす場合欠航も有) 駐車場●あり
t1_title.gif
四国のほぼ中心に位置する三好市池田町を過ぎて吉野川を遡ると、
徐々に川面の色がエメラルドグリーンに変わってくる。

ここまで来れば木々が生い茂る祖谷山系と急峻な川谷が織り成す、
水墨画のような世界が広がってくる。これが日本三大秘境と呼ばれる、
大歩危・祖谷地方の典型的な風景だ。しばらく進むと、道路沿いに
“祖谷そば”の文字と古民家、そして水車小屋が目に留まる。

ここ「祖谷そば もみじ亭」で食べられるのは、名物・祖谷そば。
祖谷そばの特徴は、つなぎを入れない太めの麺とそばの豊かな香り。
ここでは地元でそば打ち名人として知られる都築麗子さんが昔ながらの
製法で打った麺を毎朝仕入れ、提供している。他にもシイタケをはじめ、
地物の天ぷらも人気で、夏には鮎やアメゴといった川魚も楽しめる。

築200年の古民家を移築した大きな梁が特徴の店から吉野川を眺めていると、
普段よりもゆっくりと時が流れている気がしてくるから不思議だ。
おもに変成岩類で構成された大歩危・小歩危渓谷は場所によって容姿を変え、
「大歩危舟下り」に乗船すれば、間近に眺めることができる。
水面近くからから眺める景色は、上から渓谷を見下ろすのとはまた違い、
その迫力に圧倒されるはずだ。
▲ページの先頭へ

t2_title.gif
吉野川をさらに上流へ、そして支流の祖谷川に沿って道を進むとあるのが、
西祖谷山村の「平家屋敷民族資料館」。今度はここで歴史を遡ってみるのも悪くない。
かつて安徳帝の御典医として仕え、平家滅亡の後に祖谷に入った堀川内記を
祖とする堀川家の屋敷である同館。平家由来の宝物や同地方の歴史資料が数百点
展示されている。なかでも“平家の赤旗”は、かつて戦場で翻っていたもので、
平家再興の旗印として、この地まで持ってこられたと伝えられている。

シラクチカズラという蔦(つた)で編まれた長さ45m、水面から15mのかずら橋 。
この橋は、かつて平家の落人が追っ手が迫ってきたときにすぐに切り落とせるように蔦で編んだとも言われており、今は3年に一度地元の人達の手で架け替えが行われている。
一歩足を踏み出すたびにゆらゆらと揺れ、橋床の間からは祖谷川の流れが覗き、
ちょっとしたスリルも味わえる。
そして「祖谷のかずら橋」のそばにある「琵琶の滝」。
ここにも、滝のもとで平家の落人たちが琵琶を奏で慰め合ったという伝説が残っている。
高さ約50mからほぼ垂直に落ちる清らかな流れを、平家の人々も眺めていたのだろうか。
t2_img.jpg
  1. 1)国指定重要有形民俗文化財に指定されている「祖谷のかずら橋」毎晩19:00〜21:00の間はライトアップされる。
  2. 2)市営駐車場「かずら橋夢舞台」すぐ近くの「琵琶の滝」
  3. 3)「平家屋敷民俗資料館」。同館敷地には樹齢800年を超える古木もあり。

平家屋敷民族資料館 住所●三好市西祖谷山村東西岡46 電話●0883-84-1408 営業時間●3月〜10月8:00〜18:00、11月〜2月8:00〜17:00 休●無休(変動する可能性有) 駐車場●普通車45台、大型バス5台

祖谷のかずら橋 住所●三好市西祖谷山村善徳162-2 電話●0883-72-7620(三好市商工観光課) 営業時間●日出〜日没 休●無休 駐車場●普通車293台、大型バス34台

琵琶の滝 住所●三好市西祖谷山村善徳 電話●0883-72-7620(三好市商工観光課)
▲ページの先頭へ

t3_img.jpg
  1. 1)ケーブルカーで登った先にある露天風呂。眼下に絶景が広がる。
  2. 2)ケーブルカーで登るという演出に、温泉への期待も増す。
  3. 3)“でこまわし”など、囲炉裏を囲んで郷土料理を味わえる。

新祖谷温泉 ホテルかずら橋 住所●三好市西祖谷山村善徳33-1 電話●0883-87-2171 営業時間●宿泊/チェックイン15:00〜・チェックアウト〜10:00 駐車場●あり

t3_title.gif
冬には、比較的温暖な四国のなかにあって雪化粧することも珍しくない祖谷地方。
そんな寒さも「新祖谷温泉ホテルかずら橋」で露天風呂に浸かっていれば逆に気持ちよく、谷から立ち上る冷たい風は、ほどよく火照りをさましてくれる。
専用のケーブルカーで約2分登った先にあるのは、湯気が立ち上る青石の湯船。
霧に包まれたり、雪に覆われた山々を眼下に眺めていれば、旅の疲れだけでなく、
日々のストレスもどこかへ行ってしまうだろう。

この天空露天風呂のほかにも、混浴露天風呂や貸し切り五右衛門風呂、足湯
そして露天風呂付き客室もあって、各々の楽しみ方で温泉を楽しめる。
湯上り処の「半兵衛の家」では、囲炉裏に薪がくべられ昔ながらの雰囲気が味わえ
また食事も囲炉裏を囲んで“祖谷そば”や“でこまわし
(ごうしいもやこんにゃくなどを   串に刺し、味噌をつけて食べる田楽に似た料理)など、郷土料理を中心に楽しめる。


▲ページの先頭へ

t4_title.gif
新祖谷温泉ホテルかずら橋」を出て、さらに祖谷川を遡ると、
平家の落人たちが追っ手を逃れて最後にたどり着いたとされる東祖谷に入る。
またこの地は、東洋文化研究家のアレックス・カー氏が、かつて初めて祖谷を
訪れたとき、「日本の自然の中でも最もファンタスティック」、
茅葺き屋根が山腹に点在する様子を「仙人の住処を見るよう」と表現した場所でもある。
その後、同氏は東祖谷のに土地と築300年の茅葺き屋根の民家を手に入れ、
「篪庵(ちいおり)」と名付けた。そして、現在まで「日本の田舎の美しさを残したい」、
「伝統文化に根ざした環境にやさしいコミュニティを作りたい」として、
地元の人と一緒に様々な活動を続けている。ここは誰でも見学することができ、
またゲストとして滞在することもできる。

ところで、「もみじ亭」で食べた祖谷そばを作っている都築さんは、
ここ東祖谷で「古式・そば手打体験塾」を行っている。
そば打ちの行程はいたってシンプル。蕎麦の実を臼で粉にして、練って、打って、
切って、そして茹でるだけ。ただ、ポイントは素早く。
「三たて、三かえり」という言葉があるように、ひきたて、うちたて、ゆがきたてが
理想の食べ方だと、都築さんは言う。
他にも豆腐やいも、こんにゃくなど、地元産の食材を使った郷土料理も教えて
くれるので、ぜひ予約して訪れたい。

そして、東祖谷まで来たら見ておきたいのが「かかし村」。東祖谷の名頃地区で、
実に80体以上のかかしがいるのだ!(その数は、地区の住民より多いそう)
もともとは鳥追いのために、もともと人形作りが得意だった同地区に住む綾野さんが

作り始めたのがきっかけで、その数が増えるにしたがい口コミで話題となり、

今ではちょっとした観光スポットになっている。
農作業する様子やバス停で休んでいるかかしはとてもリアルで、
通りがかった人がかかしに挨拶したり、道を聞くこともあったそうだ。

大歩危・祖谷地方は古くから外界と隔絶された環境ゆえ、食や住環境、
伝統文化や伝説など、つい最近まで様々な“古いもの”が残ってきた。
それは、ここを初めて訪れた人も、故郷としていない人にとっても「懐かしい」と
思える日本人のDNAに刻まれた“懐かしい遺伝子”を刺激する場所だ。

t4_img.jpg
  1. 1)「篪庵(ちいおり)」では、古民家や風習の保存に取り組みながら、様々な事業を行なっている。
  2. 2)都築さんのそば打ちの様子。約2時間かけて全行程を体験することが出来る。
  3. 3)東祖谷名頃集落のかかしさん。まるで人のような仕草で、つい声をかけてしまいそう。

めんめ塾 住所●三好市東祖谷若林84-1 電話●0883-88-5625(都築宅) 休●予約制 駐車場●あり 料金●1名2500円(山菜食事付き+5食分持ち帰り)

篪庵(ちいおり) 住所●三好市東祖谷釣井209 電話●0883-88-5360、0883-88-5290 営業時間●見学11:00〜17:00、宿泊/チェックイン12:00〜18:00・チェックアウト12:00 休●無休(見学は水曜定休) 駐車場●あり

かかしの里 住所●三好市東祖谷名頃周辺 電話●0883-72-7620(三好市商工観光課)
▲ページの先頭へ

周辺観光スポット

map_tokushima.jpg